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ひと時も離れない!『ブッシュ元大統領の棺のそばに横たわる介助犬』ラブラドールの姿に全米が胸を打たれる
今、ブッシュ元大統領の棺のそばに横たわる1匹のラブラドールレトリバーの姿が話題になっています。
2018年12月5日、しめやかに葬儀が執りアメリカの首都・ワシントンの連邦議事堂で行われていました。
その中央に置かれた棺は、12月3日に南部テキサス州からワシントンに到着したばかり。
94歳でこの世を去った第41代米大統領
同年11月30日に94歳でこの世を去った第41代米大統領、ジョージ・H・W・ブッシュ氏が納められていました。
ワンちゃんの名前は、サリー
4月にブッシュ元大統領の妻バーバラさんが亡くなった直後に、その寂しさを埋めるかのようにブッシュ家にやって来た2歳のオスの介助犬でした。
その名前は、「ハドソン川の奇跡」の英雄的パイロット、サリー機長にちなんでつけられたそうです。
ブッシュ元大統領は自身のTwitterでその時の喜びをこう記しています。
「非の打ち所なく訓練された素晴らしいラブラドール犬”サリー”を家族に迎え入れることができて、とても嬉しい」
妻を失った元大統領とこの1匹のワンちゃんは交流を深め、どんな時も一緒に過ごしました。
しかし、その時はやって来ます。11月30日、元大統領はヒューストンで息を引き取ったのです。
サリーはそれでも、ブッシュ元大統領のそばを決して離れようとはしませんでした。
元大統領の棺に寄り添って、首都ワシントン行きの専用機に同乗したのです。
葬儀会場に着いてもサリーは元大統領に敬意と愛情を示し続けました。
サリーの今後について
息子で、こちらもまた元大統領のジョージ・W・ブッシュは自身のInstagramにこう投稿しました。
「任務完了、お疲れ様。私たちはサリーがいなくなってしまうことを心から寂しく思います。しかし同時に、私たちに運んで来てくれたのと同じくらいの喜びを、サリーはウォルター・リードの人たちにも与えるのでしょう」
今後はウォルター・リード陸軍医療センターに派遣され、退役軍人を助ける任務に戻る予定のようです。
いかがでしたか?
共に過ごした年数などではなくワンちゃんの人を敬い愛する能力は、人間のそれと同等なのです。
もしかすると、人間以上なのかもしれません。
この出来事は多くのアメリカの人々に感動を与えました。
サリーはこれからも、人の心を癒し続けていくでしょう。
出典元:Instagram
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