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『受験当日に大雪で電車が止まった!』やむを得ずヒッチハイクで会場へ…その後に起きた感動の奇跡に涙が止まらない!
受験シーズン真っ只中なその日、日本海側は大雪に見舞われました。
そんな中、一人の女子中学生とその母親が受験前日の夜、試験会場から300km以上離れた場所で足止めになってしまいます。
絶望的な状況に二人は一度は諦めかけましたが、その後信じられない奇跡が・・・
女子中学生の夢
埼玉県川越市に住む女子中学生は、中1の頃に航空自衛隊のブルーインパルスを見たときから、パイロットになる夢を持ち続けていました。
そして中3になったとき、石川県輪島市にある航空高校を受験することにしました。
入試前日、女子中学生と母親は新幹線で新潟県長岡市まで行きました。
そこから電車とバスを乗り継いで高校のある輪島まで行く予定をしていたのです。
ところが、その日の新潟は大雪。
乗るはずだった列車が運休してしまったことを知ります。
時刻は午前0時。航空高校までの道のりは、まだ300kmありました。
このままでは試験開始の9時に間に合わないかもしれない・・・
女子中学生は泣き出してしまったそうです。
しかし母親はまだ諦めていませんでした。
娘の夢を叶えてあげたい
娘の夢のために何かできる事はないかと懸命に考えた母親は、あるアイディアにたどり着きます。
『ヒッチハイクしかない』
この可能性にかけてみることにした母親と娘は高速道路のインタージェンジまで歩き、
大雪が降りしきる中通る車に向かって1時間以上手を降り続けました。
そしてやっと停まってくれた車を2台乗り継ぎ、午前2時半に新潟県直江津駅に到着しますが、電車はもちろん動いていません。
途方に暮れる娘を母親は再び励まし、2人は少しでも前進しようと雪の中を歩きつづけました。
試験まで4時間を切った午前5時、24時間営業のガソリンスタンドにたどり着いた2人はそこに停車していた1台の運送トラックを見つけます。
トラックは神戸へ向かう途中だったため、通り道の金沢まで乗せてもらえることになりました。
親子を乗せたトラックは北陸道を走り、新潟から富山、そして石川へ。
道中、母親は運転手の男性にことの成り行きを話しました。
運転手の男性は無口でしたが優しい男性で「寝た方がいいよ、受験でしょ」「お母さんも疲れたでしょう?」と気遣ってくれたといいます。
運転手さんの優しさに感謝
やがて石川県に入ると国道の分かれ道に来ました。
しかしトラックはそこから金沢ではない方角へと走り始めます。
運転手の男性は親子に言いました。
「輪島までいっちゃる」
このままのぺースだと金沢着が7時半、金沢に到着しても試験会場の輪島まではバスで2時間以上、
試験開始の9時には間に合わないことを彼は心配したのです。
配送先に4時間遅れてまで送ってくれると言う運転手の男性に、母娘は感謝の言葉が見つかりませんでした。
そして試験開始10分前に到着。
欠席だと連絡を受けていた受験生が大型トラックに乗って到着したことに、学校側も驚きました。
母娘は改めてお礼をさせてもらうため運転手の男性に名前と連絡先を聞きますが、
男性は「いいよいいよ、うちの娘も同じ年頃で受験生の気持ちはよく分かるから」と言って走り去ってしまいました。
試験会場でも奇跡が
女子中学生は、無事入試に挑むことができました。
そして作文試験に出題された課題を見て目を丸くします。
『私が感動したこと』
女子中学生は、迷わず前日からのいきさつをありのままに綴りました。
大雪の深夜に見ず知らずの親子を乗せてくれたトラック運転手さんのあたたかさ、
絶対に諦めないと懸命にヒッチハイクをして車を探してくれた母、「人の優しさに感動した」と。
後日、女子中学生のもとに合格通知が届けられました。
学校はお礼を言おうとトラックに書いてあった運送会社の名前から、あの時の運転手さんを探し当てて電話をかけました。
運転手さんの最初の一言は「その子はどうなりましたか?」でした。
合格したことを伝えると「あーよかった」と言っていたそうです。
この心温まるエピソードはテレビや新聞などでも取り上げられ、日本中を感動させました。
しかしトラックの運転手さんはその後も一切取材に応じることはありませんでした。
理由は「たいそうな事をした訳じゃないから」だそうです。
女子中学生はその後、日本航空大学校に進学し夢を追い続けることができました。
最後まで諦めず娘を励まし続けた母、たいそうな事をした訳じゃないからと走り去っていったトラック運転手。
その2人のあたたかい心が1人の少女の夢を繋いだのです。
いかがでしたか?
とても素敵な心温まるエピソードでしたね。
夢をかなえてぜひ立派なパイロットになって下さいね!
出典元:youtube
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