嫁が30過ぎで天国へ。嫁は俺、息子、娘にそれぞれ一年ごと、イベントごとの手紙を書いてくれていたのだが…



スポンサードリンク

ところが家が浸水してしまい

ところが家が浸水してしまい、手紙がびしょびしょで復活できない状態に。

それでもどうにか…と思っているうちに捨てられてしまった。

魂が抜けたかと思っていたら、息子が手紙の写真を携帯で撮っていた。

震災のニュースを見ていて、写真や手紙もデータにしとけば万が一のときも残る可能性があるなと思って、中身は極力読まずに撮っておいてくれたらしい。

スポンサードリンク

バックアップも複数してあるそうで、もし息子の携帯が壊れてもみられるんだとか。

それをきっかけに、今まで見なかった嫁個人の日記というか、入院中に書いていたノートのデータを見た。

辛い苦しいみたいなことも書いてあるんだけど、そのあとに必ず

「でも私で良かった。病気になったのが息子や娘、旦那じゃなくて良かった。神様、ナイス!」と書いてある。

「もし旦那だったら、私は弱いしだらしないから、息子と娘を立派に育てることはできないだろう。旦那に任せていけるからなにも心配ないね。

あーでも二人の成長を見たかったなぁ。息子が水に顔をつけられるようになるの見たかった。娘が話すのを聞きたかった。

誕生日の手紙、とんちんかんなこと書いてたらごめんね。二人がどんなふうに成長してるかわからないから、妄想。

生まれ変わらずに待ってるから、100年後くらいに、あったことぜんぶぜんぶ教えてね」

と書いてあった。

次のページへ続きます(2/3)






スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない場合コメントができませんのでご注意ください。