職場のAさん「お花見して帰ろうと思うんです」私「あらそうですか」と帰ろうとしたら、キラッキラの目をしたAさんが…(゜o゜)
今回紹介するのは、ある職場でのお話です。
ぜひご覧ください。
帰ろうとしたらパート社員のAさんに・・・
今年は自粛でお花見ができなかったので思い出した、昨年の話。
私は50代半ばのパート社員、5年目。
仕事を終えて会社を出たら、すぐ後ろに違う部署のパート社員のAさんがいて
「私さん、まっすぐ駅に行きます?」と声をかけてきた。
「え?ええ……」と答えたら、
Aさん「私ね、公園に寄り道して、お花見して帰ろうと思うんです」
会社から歩いて10分くらいのところに桜のきれいな公園があるのだけど、
地元民しか知らないちょっとした穴場。
私「あらそうですか、いいですねえ」
Aさんは当時で2年目、一度、部署をまたいだ案件があった時に、一緒に仕事をした。
その程度の顔見知りでは、一緒に駅まで行くのも気づまりだろう、まして一緒にお花見などする気はないだろう、
だから私はまっすぐ駅に行くつもりで「じゃあ……」と別れようとしたら、
Aさんは「あの公園、すごいんですよ、桜並木がずっと続いてて、今、満開だと思うんです」と、
なんかキラッキラした目で私を見ている。
私(期待されてる?)「じゃあ……えーと、ご、ご一緒してよろしいかしら」
Aさんキラキラ「ぜひ!ご案内します!」
一緒に仕事をした時に聞いた話では、Aさんはアラサーでパートのない日は大学院に通う独身女性。
私がハンサムな独身男性なら恋の始まりだけれども、Aさん、社内でお花見に誘う独身男性はいないのか。
母親みたいな年の私でいいのか。
はたから見ると「老いた母をお花見に連れていく親孝行な娘」である。
夕暮れの公園の桜はたしかに満開で、「うわあきれい!」「来てよかったですねえ!」と二人ではしゃいで
歩き回りながらパシャパシャ写真を撮った。
「話には聞いていたけど、すごくいいところね!教えていただいてよかったわ!」と私が言うと、
Aさんは嬉しそうに「うふふっ、去年見つけたんです」と笑った。
あんまりAさんが「私だけの秘密を教えてあげる!」という少女みたいなキラキラ笑顔だったので
私はこの5年、毎年、会社帰りに一人で寄り道して、
その公園でお花見していたとは言えなかった……
-終わり-
ネットの反応
・アイヤ~(笑)なんかちょっとしたエッセイのようだったわ。
いかがでしたか?
Aさんの無邪気な笑顔に、言うに言い出せなかったのですね(;・∀・)
それでもお二人が楽しそうでよかったです。
皆様はどう思われましたでしょうか?
もしよろしければ、ご意見ご感想よろしくお願いいたしますm(_ _)m
出典元:open2ch
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